英語の歴史〜6〜
文中の空欄にはいる語句を(英単語の場合は半角で)書き、チェックボタンで確認しなさい。


(1)
 アメリカ式のつづりの多くは、アメリカの辞書編纂者ノア・ によって導入された。彼は、centre→center, colour→color, catalogue→catalog, programme→program, travelling→travelingなど、綴りをなるべく発音に近づけようと努力した。
  

(2)
 イギリス英語とアメリカ英語では同じ語であっても意味するものが異なったり、同じ物が別の語で表されることがある。たとえば、vestは英語では「肌着」、米語では「チョッキ」を意味する。英語で「チョッキ」は という。
  

(3)
 アメリカの黒人英語は発音だけでなく、be動詞の省略や多重否定など文法にも特徴がある。アメリカの作家の『ハックルベリー・フィンの冒険』の主人公は黒人奴隷でこの英語を話す。
  

(4)
 20世紀以降の現代英語において、社会変化を反映した膨大な新語が生まれている。LAN, AIDS, IT, FAQなどのように、先頭の文字をとって短縮した語をという。
  

(5)
 20世紀後半以降、社会における差別・偏見を是正する動きが欧米を中心に広まった。1980年代のアメリカでは、これまで差別されてきた人々を傷つける言葉を排除しようとする運動、運動の高まりを受けて、英語聖書においてblind, dumb, muteなどの語が婉曲的な表現へ書き換えられている。
  

(6)
 1960年代から、女性に対する差別をなくし、男女平等の社会を志向する運動が高まった。B・フリーダンを中心とするフェミニストたちによって、性差別的な語が排斥され、性的に中立な語が多数提案された。
  

(7)
 1930年にアメリカの心理・言語学者C・K・オグデンは、世界共通のコミュニケーション手段、非母語話者の英語学習の補助手段として、・イングリッシュを提唱した。
  

(8)
 世界における英語使用者のうち、英語を第2言語(ESL)や外国語(EFL)として用いる人の数は、母語として英語を話す人の数を大幅に上回っている。
  

(9)
 英語の最大かつ最良の辞書として、英国が世界に誇るのは、『オックスフォード英語辞典』(略称)であり、初版は1884〜1928に刊行された。収録語数は50万語を超える。
  

(10)
 文法関係を表すのに、もっぱら語形変化を用いる言語を総合的言語、前置詞や後置詞を用いる言語を言語と言う。英語は前者から後者に変化してきた。