一昨年(2001年)、北海道南部渡島半島の東部に位置する南茅部町で、100年の時間を越えて北海道大学総合博物館の高橋英樹教授によって再発見されたマルバマンサク(マンサクの一変種)が、今年もキブシとともに他の木本植物に先駆けて「まず咲き」ました。
2001年は一株のみの発見でしたが、昨年に更に一株、そして今年は少なくとも6株以上が生育していることを確認しました。本来的には日本海要素のこの植物が、何故太平洋側のこの地に生育しているのか、また、本州以南の太平洋側に分布するマンサクとの関係はどうなのか、謎が多い植物です。 (長谷 昭)
調査地に立つ長谷教授。 | 道路脇の斜面に株を発見! | この季節はクリーム色の花が目印となる。 |
|
|
|
これがマルバマンサクの花。 | 美味しそうなものも発見! (左:フキノトウ、右:ギョウジャニンニク) |