北海道大学総合博物館の高橋英樹教授により、日本最北限である可能性が高いとされている檜山管内乙部町竹森の北東に生育するキブシが、今年も満開となりました。垂れ下がった独特の目立つ花序を付けますし、道南の厚沢部町以南には普遍的に存在していますので、「どこにでもある植物」という印象が強いのですが、何故か写真の自生地以北では、その分布を示すはっきりとした証拠がないのだそうです。もしも乙部町以北で目撃しましたら、掲示板に書き込んでください。　（長谷　昭）

キブシを発見！	垂れ下がった黄色い花序が目印。	近づくとこんな感じです。
アザミのロゼットも大きくなってきました。	近くのフィールドのカタクリ。	ルイヨウボタンも展葉を始めていました。