今日は長谷教授と波多野さんの今年度第1回目のサンプリングに同行し、木古内某所を訪れました。調査地では、サワアザミ、ミネアザミなどの数種類のアザミのロゼットがかなり大きくなってきており、いよいよシーズンの到来を感じさせます。ミネアザミのロゼットをよく探してみると、ヤマトアザミテントウ(北海道では渡島半島以南に分布)がポツリポツリと出現し始めており、葉を食べていました。
また、同じくミネアザミよりマダラテントウの終令幼虫を2匹採集することができました。ヤマトアザミテントウは成虫態で越冬しますので、これらの幼虫は恐らくトホシテントウ(ウリ科の植物を食べる)であろうと思われます。もう少し季節が進むと、きっとこの辺りにはトホシテントウの食草であるミヤマニガウリやアマチャヅルが出てくるのでしょう...。とにかく幼虫を実験室に持ち帰り、果たしてミネアザミの葉を食べるのかどうか(バリバリ食べるとヤマトアザミテントウの可能性が出てきます)、そしてどんな成虫が羽化してくるのかを調べてみることにしました。 (藤山
直之)
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調査地に到着! | サンプリング中の長谷教授と波多野さん。 | エゾエンゴサク |
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キクザキイチゲ | サワアザミのロゼット |
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