- 季節のトピックス -
山ではオヤマボクチが咲き、海岸ではコハマギクが満開です
(2003年9月27日)

 函館校構内では、私のメインの研究材料のキクイモ(キク科)が咲き始め、いよいよ今年の開花植物も締めに入りました。季節の急激な移り変わりに急かされるように、郊外への最後の植物採集に出かけました。
 山では、前回紹介した時は蕾だったオヤマボクチ(キク科)が開花していました。ハナバチの一種が盛んに蜜を吸っていました。他の開花植物も一気に終わりを迎えそうな雰囲気でした。
 一方海岸では、岩場の最後を飾るコハマギク(キク科)が満開でした。急峻な岩場を独占して我が世の「秋」を謳歌しています。カモメとのツーショットも 撮れました。同じく海岸植物のキリンソウ(ベンケイソウ科)も、最後の頑張りを示していました。近くには無名の滝がありましたが、やがて厳しい冬を迎え氷瀑へと変身するでしょう。  (長谷 昭)


農場の周辺で咲くキクイモ。 キクイモの頭花 オヤマボクチの頭花
岩上のコハマギク群落。 コハマギク コハマギクの頭花
カモメとツーショット キリンソウ 無名の滝(白い花はコハマギク)


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