- 季節のトピックス -
めまぐるしく移りかわるキャンパスの植物たち―その1
(2004年5月15日)

 サトザクラ(ヤエザクラ、バラ科)では一番先に咲くアマヤドリ(雨宿)が、もう数えるほどしか花がありません。代わりに本学にちなんで命名されたセキヨウ(夕陽)が満開です。理科棟と1号館の間の中庭では、おなじみのカンザン(関山)も満開になりました(写真は省略しました)。キャンパスのあちこちで群落をつくるセイヨウタンポポ(キク科)も、ハナの下を長くして見事に咲いています。もう初夏の気配をうっすらと感じる季節になりました。
 一方芝生の中や道ばたでは、たくさんの植物たちが一斉に開花し、また実を付け始めています。ナデシコ科の小さな植物ハコベ(コハコベ)とミミナグサは今が一番元気です。たくさんの果実を付けています。アブラナ科では、タネツケバナがまず一番に咲き長い果実を実らせています。ナズナもそのおなじみの実を付け始めました。スカシタゴボウはやっと咲き始めたばかりですので、その独特の棍棒型の実がなるのはもう少し先でしょう。ゴウダソウがその鮮やかな花を満開にしています(昨年5月25日の「トピックス」を見て下さい)。またヒメスイバ(タデ科)も逞しく成長し、開花し始めました。テニスコート横の林の中では、セリ科の一番乗りとばかりヤブニンジンが咲き始めました。クサノオウ(昨年5月25日の「トピックス」参照)に負けじとばかり、同じケシ科のムラサキケマンも満開です。芝生では、シロツメクサ(マメ科)も花を持ち上げ始めました。草刈り前の賑やかなキャンパス内の一風景でした。 (長谷 昭)


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アマヤドリ(雨宿) 満開のセキヨウ(夕陽) セイヨウタンポポ
ハコベ(コハコベ) ミミナグサ タネツケバナ
ナズナ スカシタゴボウ ヒメスイバ
ヤブニンジン ムラサキケマン お馴染みのシロツメクサ


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