- 季節のトピックス -
真冬のキャンパスにゴイサギ!?
(2008年2月7日)

 立春が過ぎ,日差しも強くなってきましたが,北海道はまだまだ一年中で一番寒い季節が続いています。「季節のトピックス」も春までお休みの予定でした。しかし,昨日,なにげなく池の横のトドマツの植え込みを見ましたら,カラスと同じくらいかやや大きい,見慣れぬ鳥が2羽とまっていました。慌ててカメラを取りに研究室に戻り,写真を撮って確認したところ,どうもゴイサギのようでした。ゴイサギは漢字では五位鷺と書き,世界中の温帯から熱帯に広く分布している留鳥ですが,北海道のような寒冷地には夏鳥として滞留するものの,冬には本州に戻ると言われているようです。しかし,他の先生による目撃証言によると,どうも正月過ぎからここに居着いているようです。今日は,写真のように3羽とまって日なたぼっこです。真ん中の1羽は何かくわえているようですが,写真からはよく分かりません。
 ゴイサギは,樹上に群棲して営巣する留鳥ですので,このまま居着いて繁殖するかもしれません。何かと暗い話題が多い函館校ですので,是非とも可愛いひな鳥の誕生を見たいものです。(長谷 昭)

追記1:真ん中の鳥を良く見ると,右の羽が傷んでいるように見えます。全くの想像ですが,本州に帰る途中,何らかのアクシデントがあり,羽を傷めてしまった仲間のために,たまたま格好の隠れ場所があったので,途中下車したのかもしれません。真偽のほど,どなたか教えて下さい。
追記2:2月中旬以降,ゴイサギは全く目撃されなくなりました。道南とはいえ,北海道での越冬はやはり無理だったのでしょう。無事,暖かい地方に戻れたことを願いたいものです。また,再来を期待しましょう。


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トドマツの植え込みとゴイサギ3羽

上と真ん中の2羽

真ん中と下の二羽
上のゴイサギ。
毛繕い中でしょうか?
真ん中の鳥です。
何かくわえています。
下のゴイサギ。
頭の二本の白羽が特徴です。


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