国際協働グループの教員が近隣地域の高等学校に出張して、高校生たちに直接語りかけます。
担当教員 | 上山 恭男 |
テーマ | 英文法を考える―学び方のヒント― |
講義概要 | 英文法が苦手ではありませんか。 ・英文法を勉強してもよく分からないことはありませんか? ・どうやって勉強すればよいのか迷うことはありませんか? ・文法が分からなくて英語が嫌いになりそうなことはありませんか? 英語は日本語と文法構造(語順など)が全く違うので、難しく感じられることがよくあります。日本語の感覚で英語の文法を学ぶと、落とし穴がたくさんあることに気づきます。この授業では、英文構造の捉え方と効果的な文法学習法を紹介します。学び方のヒントをつかんでみませんか。 |
担当教員 | 河 錬洙 |
テーマ | 国際協力の意義 |
講義概要 | 本講義では、国際協力の入門講座として、こくさいきょうについて考えてみます。 周知の通り、現代国際社会においては様々な問題が解決課題とされています。地球温暖化問題や生態系保存・保護問題等の環境問題や、貧困問題、南北問題、国際人権問題等がその一例だと言えます。本講義では、その最初の試みとして、貧困問題における国際協力の意義についていっしょに考えていきます。 |
担当教員 | 飯山 雅史 |
テーマ | 国際ジャーナリズム |
講義概要 | 世界各地に飛んで戦争と平和の現場を目撃し、世界に伝える国際ジャーナリスト。その仕事の意義と魅力を、元新聞社の海外特派員だった教授が語ります。国際ジャーナリストを目指すためには、大学で何を学ぶべきなのか、ポイントもじっくりと伝えましょう。 |
担当教員 | 飯山 雅史 |
テーマ | アメリカの選挙を100倍楽しむ講義 |
講義概要 | 二人の大統領候補が、政治学や国際関係論、あるいはマーケティングの理論で武装して、全国のマスコミを巻き込み、知力と体力を尽くして激突するアメリカの大統領選挙は、楽しみながら国際政治が頭にはいる、地球上で一番面白いイベントです。選挙の仕組みと解説を聞いて、次の大統領選挙を100倍楽しみましょう。 |
担当教員 | 伊藤 美紀 |
テーマ | 海外で日本語を教える ―日本語教育からみた世界と地域― |
講義概要 | 日本語教師という職業があります。この仕事を通して世界や地域を見てみましょう。これからの多文化共生社会について考えるきっかけになればと思います。 |
担当教員 | 杉浦 清志 |
テーマ | 徒然草を読む |
講義概要 | 中学・高校の教科書にも必ず出て来る古典文学作品の一つ、徒然草を最新の研究成果を踏まえて、楽しく読みたいと思います。 |
担当教員 | 高橋 圭介 |
テーマ | 学校では習わない日本語のしくみ |
講義概要 | 日本語を研究する学問分野を日本語学といいます。日本語学の世界では、普段みなさんがほとんど意識せずに使っている日本語について、なぜそのようになっているのかを客観的に考えていきます。この講義では、比喩、オノマトペ、方言など、国語の授業でも取り上げられるこれらの対象が、日本語学ではどのように研究されているのかをわかりやすく紹介します。また、日本語学と密接な関わりを持つ日本語教育についても触れる予定です。 |
担当教員 | 菅原 健太 |
テーマ | 英語学習へのモチベーション―将来の自分を描くことから |
講義概要 | グローバル化した現代社会で、外国語でコミュニケーションする機会は身近になっています。たとえば、英語の使用により、自分や所属チームで生み出した考えや作品を国際的な舞台で公表できるようになります。本講義では、今の高校生や大学生がどのような経験や将来像から英語で自発的にコミュニケーションを図る意志を発達させていくのかを学びます。これをもとに、英語の学習へのモチベーション力を自ら高めるための手がかりを見つけ出します。 |
担当教員 | 小林 真二 |
テーマ | 本当はおもしろい現代文?! |
講義概要 | 近現代日本の文学=現代文は「教室で読むと何だかおもしろくない」と感じたことはありませんか? この出前講義では、なぜそう感じてしまうのか、本当におもしろくないのかについて、中学校国語教科書掲載の現代文を具体的に取り上げ、わかりやすく解き明かします。文学の読み方や教え方をめぐる大学での学びに触れてみましょう。 |
担当教員 | 小林 真二 |
テーマ | "めりけんじゃっぷ(American Jap)"は函館育ち |
講義概要 | 函館ゆかりの作家として石川啄木ばかりが注目される傾向に、かつて函館出身の文学者亀井勝一郎は「この町のエキゾチシズムや国際的雰囲気は啄木の歌にみあたらない」と反発し、それらは「長谷川海太郎と水谷準と久生十蘭」にこそ顕著だと記しました。この出前講義では、中でも特に大ベストセラー作家長谷川海太郎を取り上げ、彼の常識離れした文学と人生、その背景をなした100年前の函館のモダン文化についてご紹介します。 |
担当教員 | 松田 教男 |
テーマ | 日本では当たり前のことができない人々が世界にはたくさんいます! |
講義概要 | ご飯がちゃんと食べられない、病気になってもまともな治療が受けられない、学校に行きたくても行けない、子供のころから働かなければいけない、紛争やテロの危険にさらされるなど、世界では人間らしい生活が送れない人々がたくさんいます。「国際協力」は「開発途上国」の人々の飢餓や貧困をなくしたり、紛争や感染症の恐怖をなくしたりするために欠かせない活動です。ここでは「開発途上国」の現状や「国際協力」の一端を紹介します。 |
担当教員 | 平野 恵子 |
テーマ | ジェンダーって何? |
講義概要 | 人間が生まれる前(生殖技術や代理出産)から死ぬまで(恋する、結婚する、子供を産み育てる、働く、そして介護やお墓の問題)を扱う分野がジェンダー研究です。ひとびとの日常、生き方そのものに密接に関連しているこの分野についてお話します。 |
担当教員 | 平野 恵子 |
テーマ | 地球規模の課題(グローバル・イシュー)としてのジェンダー |
講義概要 | 国際社会は2015年までに達成すべき8つの目標を掲げました。極度の貧困・飢餓の撲滅、環境の持続可能性確保などが目標に挙げられていますが、ジェンダー平等推進と女性の地位向上もその一つとなっています。国際社会はなぜこの課題を設定したのでしょうか。グローバルな課題としてのジェンダーを考えてみましょう。 |
担当教員 | 孔 麗 |
テーマ | 「ユニクロ」はいかにしてグローバル企業になったのか |
講義概要 | 「ユニクロ」と言えば、若い人なら誰でも知っているお店ですが、現社長が父親から経営を引き継いだ時は、山口県宇部市の紳士服を安く販売する会社にすぎませんでした。 それが今や、中国をはじめとするアジアを中心に、衣料品を製造し、日本はもとより世界中に店を出すグローバル企業に成長しました。そこには、どのような経営戦略があったのでしょうか。 |
担当教員 | 藤巻 秀樹 |
テーマ | 「国際化」とは何か |
講義概要 | 国際化、グローバル化がさかんに叫ばれますが、「国際化」とは一体何でしょう?英語を学び、外国に行くことばかりが求められますが、日本国内にも外国人がいます。異文化を受け入れることは実は簡単なことではありません。また国際人になるには日本のことを深く知っていることも大事です。国際報道に長く関わった教授が取材体験をもとに「国際化とは何か」を語ります。一緒に国際化について考えましょう。 |
担当教員 | 宮崎 悠 |
テーマ | 戦争と平和のツーリズム:沖縄戦のすずらん |
講義概要 | 太平洋戦争末期、沖縄では激しい地上戦が行われ、20万人もの人が亡くなりました。最も多く犠牲になったのは島の人達ですが、都道府県別の戦没者数では、北海道出身者が沖縄に次いで多かったのです。美しい南の島で、どうしてそんなに多くの人が命を落としたのか。戦争とは、平和とは何か?「観光は平和産業」という言葉には、どのような意味が込められているのか。私たちの身近な花、すずらんを手掛かりに、考えてみましょう。 |
担当教員 | 村田 敦郎 |
テーマ | 文化人類学入門 |
講義概要 | 文化人類学が現代社会に寄与した功績のひとつは、文化・社会のあいだに差異は認めても、優劣の存在は否定するという人間観と異文化理解の視点をうちたてたところにあります。グローバル化が進む現在、ますます物事を相対化する見方が必要となっているのはいうまでもありません。本授業では、自分たちの文化における当たり前が本当に当たり前なのか、文化を比較しながら考えたいと思います。 |
担当教員 | 山岡 邦彦 |
テーマ | 隣国を知る |
講義概要 | これからの世界はグローバル化がますます進む世界です。日本が位置する東アジアは、最もダイナミックな地域ですが、国同士の関係は高い緊張の中にあります。その背景にある長い歴史と文化への理解を抜きにして、将来は展望できません。隣国の韓国を知って、世界への洞察力を深め、現代を生きる知恵を身につけようというのが、この授業の狙いです。隣国を知ることは、自己中心の自尊主義や排他主義に陥らず、ものごとを知的に比較する頭を養う訓練にはもってこいです |
担当教員 | 菅沼 聡 |
テーマ | 観点を変えて見てみよう! |
講義概要 | 世の中には、一見互いに相容れない異なる世界観・人間観・価値観がいくつも存在しています。長い歴史を持つ哲学ですが、現代哲学の試みの一つは、それらをそれぞれ異なる観点からものごとを見ることが原因で生まれるものと考え、それら観点同士の関係を探ることです。この授業では、観点を変えればものごとが違って見えるという驚くべき実例をいくつか取り上げ、多様な観点から物事を見ることを実体験してみましょう。 |
担当教員 | 今井 宏 |
テーマ | 日本と中国 2000年の縁(えにし) |
講義概要 | 何かとぎくしゃくしている日本と中国との関係。でも両国は2千年以上もの昔からの縁で結ばれています。一衣帯水、同文同種と言われていますが、どこが同じで何が違うのでしょうか。交流の歴史をひもとき、現代につながる問題点を明らかにしたいと思います。日中という竜虎が並び立つのは、歴史上初めてのことです。これからの日中、そして東アジア、世界に向け、私たちに何ができるのかについても、じっくり考えてみましょう。 |
担当教員 | 福田 薫 |
テーマ | 英語の中の歴史 |
講義概要 | 英語は長い歴史がありますが、現在使われている語や句などの表現の中に、これまでにたどってきた歴史が刻まれて残っています。語の綴り、語の構造と発音、不規則変化、意味の変化、基本構文の発展などの具体例を挙げながら、英語に埋め込まれている数千年の歴史をのぞいてみましょう。 |