- 季節のトピックス -


ゴイサギ一家とともに年越しです(2010年12月30日)

 今年も混沌の中で暮れようとしています。新年はどのような年になるのでしょうか? あまり期待も出来ないのが,残念なところです。
 さて,前回紹介しましたゴイサギ幼鳥2羽に加え,成鳥2羽も揃って日向ぼっこしている姿を写真に納めました。間違いなく「一家」で越冬しているのでしょう。2010年最後のトピックスとして紹介します。
 北海道の野鳥図鑑としては一番新しくかつ詳しい某社の図鑑によると,ゴイサギ(コウノトリ目サギ科)は,札幌市や網走管内大空町で繁殖・越冬していることが観察されているようです。しかし,道内での越冬はやはりごく稀な現象であり,よほどの好条件が揃わなければ無理なのかもしれません。大学構内のトドマツの繁みは,もともとは構内緑化用の植樹のための育苗場だったのでしょうが,そのまま放置されたために, 狭い区画に50本近くの木が10m以上の高さにまで成長し,絶好の雪よけ・風よけ・カラスよけのスペースを提供しています。たまたま3年程前に,本州の越冬地に渡る途中で何らかのアクシデントに遭遇したゴイサギ一族がここを見つけて逗留し(本コーナー「2008年2月7日」),そのうちの一部が越冬地として利用するようになったのかもしれません。
 ゴイサギはコウノトリ目の鳥ですが,「赤ちゃん」は無理でも,何か将来への「希望」でも持ってきて欲しいと考えるのは,私だけではないでしょう。そう思いつつ今年の「〆」としたいと思います。(長谷 昭)


サムネイルをクリックすると大きな画像が別ウィンドウで開きます。
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ゴイサギ一家
成鳥・幼鳥交互です
上の成鳥
お父さんでしょうか?
下の成鳥
お母さん?逆かも。
上の幼鳥
下の幼鳥
ヒヨドリ(スズメ目ヒヨドリ科)
友情出演(ピンボケで失礼します)


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